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2021.10.13
子どもの目で世界を見る 黒柳徹子 2
「トモエ学園」の入学時の面接で、飼っている犬の話に始まって自分の着ている洋服の襟の話に至るまで延々4時間しゃべり続けた徹子さんのお話の後半です。
発達障害の傾向のあるお子さんのなかにはしゃべりだしたら止まらないお子さんがいらっしゃいますね。「エネルギー」と「好奇心」が拡散していって、疲れるということを知りません。「口」が多動であるともいえます。
人の話を聞かずに自分のことばかりしゃべるので、集団では敬遠されてしまうこともあります。ADHDの傾向のあるお子さんが、集団の中にいづらさを感じる原因の一つです。
『徹子の部屋』で、ゲストからとっておきの話を聞きだす達人徹子さんと、小さい時の人の話を聞かない徹子さんとは違うじゃないかと思う方もおられるかも知れません。確かに一人でしゃべりまくっていたら、ゲストの話が聞けなかったということにはなっていないですね。
45年この番組が続いてきたのはひとえに徹子さんの「好奇心」。これに尽きます。いろんな人の立場や性格、考え方を、演劇の勉強を通して学びそれがそのままソーシャルスキル向上に結びつき、長い時間をかけてコミュ障からコミュニケーションの達人に上り詰めました。
NHKの入社面接の時、「親に言ったら、こんなみっともない仕事をするのはやめろと言われた」「こういう世界は、騙す人が多いから、気をつけろという話を聞く」という大失言をやらかした話は何度聞いても笑えますし、身につまされます。
言ってはいけないことをなぜか言ってしまって人間関係を気まずくさせる。そんな失敗もしたらいいのですよ。徹子さんがそうだったように必ず理解してくれる大人が表れます。突き抜けているお子さんはその突き抜け具合をおとなになっても維持してほしいです。
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