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2023.11.16

「天才肌」が将来天才になるために必要なこと《前編》

昨年Netflixで放映された「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」、

私も夢中で見ましたが、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

発語が遅く5才で最初に発した言葉が刑法の条文、高校では陰湿ないじめにあい、ソウル大のロースクールを首席で卒業した自閉スペクトラム症天才新人弁護士の成長の物語です。

国立精神・神経医療研究センターホームページの言葉を借りると、自閉スペクトラム症とは「言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動がある」といったことによって特徴付けられます。 

①こだわりが強い→好きなことはとことん好きで何時間でもし続けられます(さかなクンも小さいころから魚の絵ばかり描いていましたね)

②変化が苦手→毎日同じものを食べ続ける (ヨンウの場合は毎日キンパを食べ続けます)私の場合は予定やルートが変わると軽いパニックを起こし思考が固まってしまいます

③不器用→ヨンウはペットボトルのふたが開けられないし回転ドアになかなかはいることができません   

私はデュアルタスクをこなすことが苦手です

④感覚が過敏→ヨンウは大きな音や雑音が苦手で移動中はヘッドフォンをつけています

私は文章を書いたり計算をしたりしているときに話しかけられるとそっちに注意力が持っていかれ、ものすごく心がざわつきます

「先生が何か書いているときは話しかけないでね」と生徒さんにお願いしております😅

聴覚視覚触覚が過敏だと、一般の方は無意識にスルーしているような情報もすべて頭の中入ってきます。

ASDの方々は常に情報の洪水の中で生活しておられます。ぼーっとしているように見えて常に頭の中は何かを考続けて高速回転しているのでとても疲れます。

ASDやADHDの傾向があるお子さまをお持ちのご家族の方は

どうぞそのことを理解してくださいね。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では天才の頭の中がどうなっているのかをビジュアルで表現してくれています。

行動や言動に少し誇張はありますが、並べないと気が済まない、揃えないと気が済まない、というあるあるな特性も細かく描かれています。

とても心が優しくなれるドラマです。

発達障害について知る良い教材だと思います。

《中編》では、天才になるために必要な周りのサポートについて書きたいと思います。

わたしの教室では、オンラインや対面でその子の特性に合わせた指導を行っています。特に受験を考えておられるご家庭のサポートで力になれると思います。

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さかなクンのお母さんについての過去ブログはこちら

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