中学受験はなんだかハードルが高いようなイメージがあるかもしれませんが、小学生の時は不登校だったけれども、受験を機に合格した中学校に通えるようになった例は珍しくありません。

当教室で学んで現在神戸海星女子学院に通われているお子さんも実際におられます。

不登校生にとって中学受験には大きなメリットがあります。

・人間関係をリセットできる
・家庭環境の良いお子さんが多く、よく似た特性の子どもたちが集まる
・教育環境が地元公立中より充実していて個性に合った学校を選べる

【中学受験をおすすめするのはこんなケース】

中学受験は不登校を解消できる魔法の杖ではありません。行った先で不登校になる可能性もあります。まずそのことをご理解ください。

学校に行かずに勉強したい方や、受験は考えていないけれど勉強の遅れを取り戻したい方、

また、受験はおすすめできないケースもあります。詳しくお知りになりたい方はお気軽にお尋ねくださいね。

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そして、今から挙げる条件をクリアしておられるなら、中学受験をすることで活き活きとした学校生活に戻れる可能性が高いです。

【おススメするケース】
ご本人の特性
・同級生や先生と合わない
・学校の授業はつまらない
・勉強がきらいではない
・ゲーム以外で時間を忘れて熱中できる何か（レゴ、ピアノ、昆虫採集、絵etc.）がある
・学校以外の場所、例えば塾や人の集まる場所、旅行などにはいける

ご家庭の環境
・受験準備と合格後の学費をまかなえるだけの経済的ゆとりがある
・親御さんの少なくともどちらかが日中の勉強のサポートをすることができる
・お子さまとのコミュニケーションが良好である
・いろんな学校を見にいって志望校の情報を直接集める時間の余裕がある
・なにがなんでも学校に戻らねばならないという思い込みがない

特に、勉強では問題がなく人間関係でつまずいて学校に行けなくなった場合は、中学受験をおすすめします。受験をする学校には案外同じような環境で育った子どもたちが集まりますから、自分だけ浮いてしまうことも公立中学よりは少ないという実感があります。

お子さまと一緒に学校見学会に参加したり、文化祭を見に行ったりしてお子さまに合う学校を探してみてください。

6年生の秋に行った学校見学で、こんなに美しい学校が日本にあるのかと感動したのが阿蘇の志望校を決めたきっかけです。校庭が一面芝生に覆われていて校舎が石造りの、それは素敵な学校だったのです。それ以来、校庭の芝生の上でお弁当を食べている自分を妄想して頑張りました。

ネットで情報を集めるだけでなく実際に足を運ぶのはとても大切です。公立中学にはない設備が整っていたり、面白そうなクラブがあったり、文化祭や体育祭で活き活きしている生徒さんたちをみたり。

雰囲気を五感で感じ取ってください。

次回は気になる出席日数のことについてお話ししましょう。

「e・フリースクール」では、オンラインや対面でその子の特性に合わせた指導を行っています。特に受験を考えておられるご家庭のサポートで力になれると思います。

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