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2022.12.03
吃音の中3生 リモート授業で第一志望校合格【中編】~過去問得点がどんどんあがる~
吃音中3生への指導実例の続きです。
前の記事は→「【前編】集団授業より馴染みやすいリモート授業」
【過去問成績の推移】
国語は得点率6割から9割へ⤴
英語は得点率3割から7割弱へ⤴
さて、過去問の成績がどう推移したかというと、 地頭の良い子でしたので、国語の記述の書き方、選択問題のひっかけあるある、などを一度説明するとすぐに実践し、過去問の点数はどんどん上がっていきました。
大変だったのは英語の長文問題です。
単語を知らないので内容を理解することができません。
禁じ手ですが、本文全文を読んでいては時間が足りなくなるので、必要なところだけを読むつまみ食い戦法で始めました。
採点後授業で説明した内容をすべて過去問研究ノートにまとめさせました。
【英語の過去問研究ノートと英作文ノート】
過去問研究ノートは横断式で、「比較」が苦手であるとわかった時点で「比較」のポイントや例文を書き加えたり、英作文の注意点を書いたり、類題を追加したり、かなりのボリュームと内容になりました。
次の過去問に移る前に必ず前年度の復習をこのノートですると、確実に点数は上がっていきました。
弱点を発見したら、新中問で演習、レクチャーを繰り返しました。
そのたびに英作文ノートを作成し、その復習も必ず宿題として課しました。
志望校のボーダーラインは7割です。
始めは初見で英語3割台だったのが7割近くまで、国語は初見で6割だったのが9割近くまで伸びました。
つまり、対面授業で行う「知る→わかる→使いこなす」までの指導を リモート授業でも再現できるということです。
他塾のリモート授業との大きな違いです。
→指導実例記事2021/09/08/場面緘黙の小3生とオンラインで/